外観は橙色の瓦屋根と塗壁が特徴の白亜の洋風兼用住宅です。
ギャラリー(樹音[じゅね])を併設し、絵画展や書道展など様々な作品展を随時開催しています。
樹音[じゅね]は、お施主様の人柄が表れている癒しの空間です。
住宅部内部は白を基調とし、明るく清潔感のある清楚な雰囲気でまとめ、
ギャラリーの天井には4本の太鼓梁を表し、壁は漆喰塗り仕上、和モダンの落ち着いた雰囲気です。
どのような気持ちで家造りをするのかと尋ねると、“住む人の気持ちをまず第一に考えて!”と
迷いのない返答と、真直ぐな視線がかえってきた。その言葉通り、私の望み通りの家が完成した。
家を建てるということは、一家の大事である。その家によせる思いはさまざまであるが、
これからそこで始まろうとしている新しい人生の“希望”であることに間違いない。
注文住宅ならなお更、ここぞとばかりに、あれもこれもと、言いたい放題!わがまま放題!の注文を出す。
私が小林氏に依頼したものは、以前からギャラリーをやりたいと思っており、
「住居と(店舗)ギャラリーを併用した造りで、家の外観は洋風に、しかしギャラリーの扉を開ければ、
中は“和”のイメージで、生活空間は小家族なので、機能性重視、収納は多く、白を基調にした
コーディネイトで、家相の良い家!」である。人生も後半にくると、“家相”なんてことを言い出す。
自分でも笑ってしまうが、この頃は、何だかとても大事な事のように思えてくる。
と云うわけで、この条件をすべてクリアし(私自身が納得するという意味で)・・・
今年7月、足利市江川町に、ギャラリー樹音がオープンした。
完成した新しい我が家は、私が想像した以上の出来栄えであったことは言うまでもないが、
私の出した注文ひとつひとつに、真剣に耳を傾けてくれ、どんなに小さな事も疎かにせず、
クイズを解くかのように明確に答えを出し、チームワークの良さですべての工程を問題なく着々と
こなしてゆくその姿勢は、もの造りをする者の自信と、信念を貫く気概を感じさせる。
そこには“こころ”がある。だからこそ大事に住まわせてもらおうと 今、私は思う。
ぜひ機会があったら、ギャラリー樹音を訪れて頂きたい。